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自転車関連イベント

「ツール・ド・日光」旅行記【その5】

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そしていよいよ今回の旅のメインイベントである「ツール・ド・日光」第1回大会の
栄えあるスタート地点に立つことになった私共。

ツールド日光

直前にドタバタがありましたが、何とか出発時間の9時には間に合い、
取り合えず出発の列の最後尾に並びましたが、私達の後から来る参加者も多少いて、
最終的には私達の後ろにも10人程度の人が並ぶ事になりました。

そして出発を待つ間にさりげなく周りの参加メンバーを見回すと、
男性は相方だけがポッツーーーン期待危惧していましたが、
意外と男性参加者も多く残念・・・じゃなくて良かったです。

コースのタイプ上、お子さんも多く、男性はお子さんと参加しているお父さんや、
女性と一緒に参加されている方が多いようでした。

そして間もなく9時になり、いよいよ出発する時間になりましたが、
サイクリングコースも他のコースと同じく10人ずつスタートしまので、
前のグループが出発した後、次のグループの出発までには少々タイムラグがあります。

そしてどうやらこの大会の模様は地元のテレビでの放送予定もあるようで、
スタート地点にはテレビカメラと女子アナがスタンバイ、
タイムラグの時間には、スタート地点でスタンバっている女子アナさんが、
「カラフルなウエアですね」とか「お子さんと一緒に参加されてますね」とか、
「どこから参加されたんですか?」いうように、いちいち突っ込みを入れていきます。

しかもこの女子アナさん、よく見るとやけにやる気満々のサイクルスタイルだと思っていたのですが、
どうやら私達の後ろの最終出発チーム(?)と一緒に走るようです。

元々サイクリングを趣味とされている方なのでしょうか?
それとも女子アナというのは、そういうお仕事なのでしょうか?

私達のスタートは最後から2番目でしたが、今回はレースではないし、
仮にレースだったとしても元来向上心も闘争心も欠片もない人間達なので、
はなから順位とかタイムとか頭になく、ぶっちゃけビリゴールでも全然OK。

なのでスタートも「まあ、急ぐ事もあるまい」とこの時は思っていたのですが、
この時に何で急いでおかなかったのかと、後からおおいに悔やむ事になるのです。

タイムラグがあるスタートといっても大人気コースのファンライド日光コースとは違い、
所詮87人程度なので、然程待つ事もなく私共は9時10分位のスタートとなりました。

そして順番になり、「いざ!」と勢いもたいしてなくスタートしましたが、
霧降アイスアリーナから出た直後のちょっとした坂道で、お約束通りというか、
いきなり同時出発のチームからは出遅れ、最初の信号を経て後は、
同時出発チームと次の最終出発チームの狭間になり、周りには誰もいなくなりました。

霧降大橋を渡り、前半約15kmのうちの半分位の距離がある248号に入った時は、
すでに完全にほっとかれムード。

間違えようもない1本道ゆえに特に大会スタッフの方も立っておらず、
まるで普通に2名で日光ポタに来たかのような自由度になりました。

ところで元々は前半戦の15kmは緩やかな下り坂と聞いていたこの道、
しかし前日に車で予習的に走った時には貧脚の僻み目線で、
そうは言っても多少のアップダウンがあるように感じましたが、
確かに多少のアップはあるものの、全体的には下り坂なのでちょっとした上り坂などヘでもなく、

ツールド日光

とにかくスゲーーーーー楽。


あまりの楽さに次第にテンションも高くなり、気がつくと大笑いしながら走っていました。
車ですれ違った皆様、あの時の変な自転車乗りは私です。

途中、5.5km位の地点で前日予習した時に見かけた結構有名なお蕎麦屋さんもありましたが、

ツールド日光

寄る気にもなれず(開店時間でもなかったでしょうが)何の未練もなくあっさり通過、
道は川があったりブルーベリー農園(?)などの田園風景がある気持ちのいい一本道で、

ツールド日光

周りに人が皆無というせいもあり、大会というより楽しい日光ポタという感じです。

もちろん人生には山があれば谷があり、下りがあれば上りもあるのですが、
この時は帰り道のオール上りの事はケロッと忘れて絶好調。

借金をしながらイケイケ(死語)で遊興にふけるサブプライム破綻の前のアメリカ、
バブル崩壊前の日本という感じでしょうか。

しかしバブル崩壊後は日本もバブルのツケをしっかりと払わされたように、
私共もこの下りバブルのツケをしっかりと支払わされる事になるのです。

そして248号を抜けると多少信号や曲がったりする道もあり、少々わかりにくくなるのですが、
要所、要所では大会スタップの方が立っていて誘導してくれるので、特に戸惑う事もなく、
スムーズに走る事ができました。

前半の後半戦には、マイナスイオン全開の杉並木、日差しが強かったので、
杉並木の木陰が心地く、観光地ムードもある道です。

ツールド日光

それにしてもこの期に及んでも他の参加者の方とはあまり接触はなく、
ほぼ大会スタッフの方や途中に一箇所、地元の皆さんがご好意で用意して下さった(と思われる)
手作り感溢れる給水ポイントがある以外は、大会に参加している事も忘れちまう程の二人ぼっち状態。

そんなフリーダムな状況に気持ち的にはユルユルで完全に中だるんでいましたが、
全体的に下り坂で走りやすい道だったのと、立ち寄りグルメポイントがあまりなかったので、
どこに立ち寄るわけでもなく、朝、出発直前にはお弁当をたらふく食べたので、
相方のリュックの中にザクザクと入っている大福やカリントウ等の
ハンガーノック対策の甘味達の出番もなく、前半戦も終盤に差し掛かりました。

前半戦も終盤になると、曲がり道も増え、信号や信号待ちも多くなり、
スタッフの方も多くなると同時に徐々に他の参加者の方とも出会う事となりました。

そして天国から転じての地獄の曲がり角ともいえる
折り返し地点の「砥川橋南交差点」まで来ると、
後発の方々にも完全に追いつかれ、あれよあれよと参加者の方が集い・・・

ツールド日光

さて、この砥川橋南交差点は山岳チャレンジコースのコースにもなっておりまして、
その為にコースを間違わないようにとの配慮でスタッフの方がより多く常駐し、
「30kmコースの人はこっちですよ~」と有無を言わさない感じに速やかに誘導してくれます。

・・・ところで前日の予習では、この砥川橋南交差点のちょっと先に天然氷が
食べられるお店を発見しました。

30kmコースからすればコースアウトになりますが、
前日にはコースアウトができるかどうかスタッフの方に聞き、
OKだったらコースアウトをして氷を食べに行こうと考えていました。

「きっと少々のコースアウトなら見逃してくれるだろう」と前日は予想していたのですが、
実際に来てみるとコースアウトどころか、

「カキ氷屋さんにいってもいいですか?^^」

とか言い出せるような空気がまったくない。

参加者の方も我々のようにコースアウトを目論んでいる人もいなさそうで、
このまま続けて淡々とコースを走り続けるようです。

こういった自転車大会は初めてなので、予想ではグルメ三昧の酒池肉林と思っていましたが、
実際に参加してみると予想と大きく異なり、単にコースを走るもの・・・なのか?

空は晴れわたり気温も高いカキ氷日和だったのですが、
結局、我々もコースアウトを申し出る勇気すらなく、
誘導されるままに交差点を折り返しました。

まあ、カキ氷はないけど、途中、コース上にあるお店に寄るしかないか・・・

とこの時は思っていたのですが、この後、15kmのオール上りに差し掛かり、
日本の失われた10年のような過酷な借金の回収が待っていたのです。

・・・続きます。m(__)m

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6 Comments

There are no comments yet.

leo  

2011-09-09 20:05

続きが待ち遠しいです。毎回楽しみにしてまーす♪

EDIT  REPLY    

one's  

2011-09-09 21:57

お蕎麦屋のところは、ずっと下り坂ですよねぇ~^^
その手前は、道の駅? やら、公園ですよね?
ツールド日光の開催前週に、実は走りました(笑

過酷な借金の回収?
そんな激坂? あったのですね
次回も楽しみにしています。

EDIT  REPLY    
leoさん、こんにちは

くろばい  

2011-09-09 22:59

コメントありがとうございます。

こんなブログですが、楽しんで頂けているのなら嬉しいです。
ツールド日光のお話はもう少し続いてしまいますが、
よろしければお付き合いくださいませ。

EDIT  REPLY    
one'sさん、こんにちは

くろばい  

2011-09-09 23:04

コメントありがとうございます。

このお蕎麦屋さんの下り坂の道は凄く気持ちのいい道ですよね。
風景はいいし、あまり車どおりもないしおそらくこの大会で一番幸せな時でした。(遠い目)
道の駅か公園、ありましたね。
地元の農産物も売ってそうでしたので買って行きたかったです。

激坂というよりもジャブのように効いてくる坂だったのですが、
実は過酷さの原因はオール上り坂だけではなかったのです。

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おっさんランナー  

2011-09-10 20:54

こんにちは。

景色が綺麗で楽しそうなコースですね。ランの大会もやってくれれば良いのにと思います。

コースアウトについてですが、通常は主催者が参加者に対して保険をかけているはずで、コース外で事故られると厄介なので、トイレとか体調不良で休むとか以外は認められる可能性は低いと思います。
その場の係員次第ですが、融通のきかない人だと、ゼッケンを回収されて、(参加者ではないので)後はお好きにどうぞ、となりかねません。

大勢の人が参加しているので、イレギュラーな行動は取らない方が良いでしょう。

EDIT  REPLY    
おっさんランナーさん、こんにちは

くろばい  

2011-09-11 17:27

コメントありがとうございます。

一部を除き、広い道だったのでマラソンコースにもいいかもしれませんね。
景色もいいので、走っていても楽しいと思いますよ。

自転車イベントは初参加なので、もう少しユルい感じと思っていましたが、
実際は寄り道など言い出せる雰囲気ではありませんでした。
なるほど「保険に加入」という項目がありましたが、
保険の関係もありコースアウトするのはやっかいなんですね。
確かにみんなが自由に走ったら収拾がつかなくなりますもんね。^^;

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