怪しい天気の中もポジティブシンキングで乗り切り、 お花茶屋にある自転車店から「柴又」に向けて移動をすることにしました。
ところで、このあたりの下町というのは、象徴的に人物がいるところがあります。
これから行く柴又には、帝釈天で産湯を浸かったという「寅さん」
亀有といえば、亀有公園前派出所にお勤めの「両さん」
上記のお二人とは若干趣旨も知名度も違うのですが、 亀戸というところには、「羽亀」なる像があります。 
この「亀有」と「亀戸」よく考えると「亀しか合っとらんやんけ」なんですが、 似たような地名がこの2つが比較的近くにあるので、 東京で育ったわけでもない私ども的には、よくこの2つを取り違いをることが多いのです。
柴又に行く途中に通るのは、「亀戸」の方なんですが、 この時も「亀有」と混同して、
「ついでに両さん像でも見ていく?」 「それは・・・亀有じゃない?」 「あれ、ここは亀戸の方だっけ?」
とかいう亀幻術(どんな厳重づだよ)に嵌ったような会話がありつつ、 「柴又」に到着しました。
柴又といえば寅さんなのですが、今回はの目的は寅さん関係はスルーでして、 こちら「山本亭」
山本亭とは、名前の通りなのですが、 実業家山本栄之助氏が、大正時代に立てた邸宅のようです。
その庭園は、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズガーデニング」 が実施した日本庭園ランキング調査で2004年・2005年・2006年と 3年連続で3位に選ばれているそうです。
要はアメリカ人が選ぶ、日本庭園3位?(米国雑誌調べ)
この日本庭園専門誌が、どの程度の雑誌かはわかりませんが、 権威に弱い私としては、なんとなくすごいような感じがします。
当時としては和風モダンのお金持ちのお宅だったんでしょうね。
門をくぐると“お付控え所”があり、その窓がステンドグラス調だったり、
玄関は雨天時等、旦那様やお嬢様等が帰宅時に濡れずに入れるように、 人力車収納仕様だったり、どことなく「お金持ちっぽい」ところが見え隠れしています。
ここの邸宅は、入場料100円を払えば邸内に入ることができるのですが、 更に500円を払うと、邸宅内にて米国雑誌調べの3年連続3位のお庭を見ながら ぜんざいや、お菓子、抹茶等がいただけます。
当然、わが家もいただく事とします。
この時、私も相方も急激に腹が減っていたので、 とにかく腹にたまりそうな「ぜんざい」を注文しました。
想像では、がっつりガテン系「ぜんざい」を期待したのですが、 実際は上品な白玉入りでした。
甘味屋さんではありませんので、正直、期待していたのは“がっつり”のみで、 味はあまり期待していなかったのですが、小豆がふっくら炊いてあって、 手作りな感じの美味しいぜんざいでした。
設備的に無理な感じなので、この邸宅で手作っているわけではないと思うのですが・・・。
こちらが、第3位の庭園、食べながら目の前で見ることができます。
白玉なので、腹にたまるタイプではありませんでしたが、 一応、緊急の糖分補給にはなりました。
さて、この「山本亭」の隣には、柴又公園、その隣には「寅さん記念館」 そして近くには「矢切の渡し」といろいろ観光スポットがあったのですが、 自転車乗りの端くれとしては、一番惹かれたのは「江戸川サイクリングロード」です。
ここまで来たからには、江戸サイをGO!でしょ。
やばそうな天気の事はそっちのけで、江戸サイを走ることにしました。
そして江戸サイが近くにある為だと思われますが、 寅さん記念館の横にある橋のようなところに でかでかと「レンタサイクルセンター」の文字が・・・。
これは(自称)レンタサイクルニストとして素通りできないと思いました。
・・・無駄な使命感です。
ということで江戸サイを走る前に、このレンタサイクルについて調査することにしました。
しかしこのレンタサイクルセンターなるものの不思議なところは、 案内の矢印のベクトルが明らかに2階を指しているところです。
不思議に思いつつも行ってみると、どうやらレンタサイクルセンターは、 この「葛飾区観光文化センター」の2階にあるらしい。
なぜ、わざわざ2階にレンタサイクルセンターが???
謎は深まります。
人の気配がしない「しーーーん」とした施設の中を謎解明の為に、 エレベーターで2階に行ってみることに・・・。
この時、建物の規模の割にはエレベーターがやたらでかく違和感を覚えました。
2階に着くと、いきなりレンタサイクル受付です。
どぎもを抜かれました。
ママチャリっぽいレンタサイクルがずらっと並んでおり、 残念ながら貸し出されている気配は、あまりないような・・・。
貸し出しの係員の方も「久々の?!」という感じで、 固唾を飲んで見守っている感じで妙な緊迫感があります。
今日はお客じゃないんです。すみません。
と必死に目をそらしつつ、レンタサイクル情報を仕入れてみると、
このレンタサイクルは土日祝のみ貸し出しで、料金は1日400円だそうです。
1日400円とは、いたってリーズナブル。
そしてこの後、レンタサイクルセンターがわざわざ2階にある謎が解けました。
レンタサイクルを借りて、文字が書いてあったこの橋を渡り、
公園を抜けると、

そこは「江戸サイ」です。
直接、江戸サイに行けるように2階に作ったんですね。(多分)
そして違和感ありまくりのでかいエレベーターは、 自転車を借り、1階から街を探索する人が自転車を乗せるために でかく作ってあるんだと判明しました。
(自称)レンタサイクルニストとしての調査もすっきりと終わり、 愛車にて江戸サイを走ってみることにしました。
ところで、先ほどレンタサイクルセンターがわざわざ2階にあるように、 江戸サイは2階位の高さのようなところにあります。
徒歩なら公園から階段を上り、直接行けるようになっているんですが、
あれ?自転車だとどう行くの??(゚∇゚ ;)
まさか、さっきのセンターのエレベーターに乗せてとか?・・・はないよな。
この山のようになっている公園から、自転車と共に登れる道が見つからず、 結局、住宅地を抜けて、別のルートから江戸サイに出ました。
この江戸サイは、わが実家しょう油の町市まで繋がっていると思うと感慨深いものがあります。
実家は、比較的江戸川の近くにあるので、 幼い頃から江戸川には、よく行ったりはしていたのですが、 実際、この江戸サイを正式な(?)サイクリングロードとして使用したのは、 今年のゴールデンウィークに実家から関宿城まで、走ったのが初めて。
つまりこの時で2回目。
でも・・・場所はぜんぜん違うのですが、同じ「江戸川サイクリングロード」だけあって、 実家の方と雰囲気が似てるんですよね。
土手の上を走るところとか・・・。なんか郷愁を誘われる感じです。
今の家は荒サイに近いので、サイクリングロードといえば、 荒サイを走ることが多いのですが「江戸サイもいいなぁ。」と思いました。
目的もないまま行くのもなんなので案内看板にのっていた、 「水元公園」という公園を目標に走ることにしました。
この「水元公園」、実際行ったことはないのですが、 相方がついでに調べていたらしく、先日行った尾久の原公園の10倍は広い公園・・・らしい。
尾久の原公園も自転車で探索出来るほどは広い公園だったのですが、 都内にその10倍規模の広い公園があるんかいな??
なにせ相方調べなだけに、半信半疑です。(信頼関係薄いもんで)
江戸サイに入って「水元公園」までは、約2.5km。
そしてサイクリングロードを降り、500m程度のところにありました。
が、
思いの他ぜんぜん狭い。
尾久の原公園の10倍どころか、2分の1程度しかないやんけ。
しかも水元公園って、水はどこ??
また相方の間違い情報に騙されたか・・・。
と思った私が間違っていることに、すぐに気づくことになりました。
途中に案内図があり、それを見ると私達が入ったのは公園の裏手らしく、 この時いたのは、公園の端の方の一部分らしいのです。
本番の公園は、更に奥にあるというので進むと、なんということでしょう。
なぜか琵琶湖に着きました。
というのは、あからさまな嘘ですが、 公園にあるべきレベルを超えた湖が目の前に広がっていました。
これは確かに水元公園だわ。(絶句)相方疑ってすまん。
ちなみに湖の対岸は「みさと公園」だそうです。
三郷と言えば埼玉県のはずですが、この湖って県まで跨いでるの?(゚∇゚ ;)
しかしこの公園、広さはだてじゃなく、公園内には橋なんかもかかっていました。
敷地全部を一周してみたかったのですが、 時間は4時になっていたので、あまり長居はできず、 「また次の機会にゆっくりこよう」ということで、 水元公園を後にして、再び江戸サイに舞い戻りました。
そこからまた柴又公園までもどり、下道から帰るのが最短の距離なのですが・・・。
江戸サイの端まで行ってみたい。
どうやら江戸サイをずっと行くと、海にたどり着くかも?
だったら海ま出てみたい。
という気まぐれな欲望が私の中に沸いてきました。
「今日はもう遅いし、どこに行き着くかわからない。」
と渋る相方を無視して説得して、 江戸サイの端を目指して海方面へ行けるところまでGO!です。
後から考えると時間的にも無謀なことですが、 この時はテンションが上がっていて自分でも抑えが効かなかったのです。
そうなってくると相方に止めるすべはなく、 仕方なさそうに、のろのろと私の後をついてきました。
時刻は4時過ぎ、夕刻になってきた江戸サイは人も少なくなり、かなり走りやすいです。
江戸川の土手には、以前見に行った公園の何倍もの規模の彼岸花も植えてあり、 かなり快適に走ってはいたのですが、
ここにきてとうとう降水確率0%と10%の差を思い知ることとなりました。
ポツポツと顔に当たるのは水・・・これは雨!
雨あしは、ぜんぜん強い感じではないのですが、止む気配はさらさらなく、 塵も積もればなんとやら・・・いやな感じに自転車を濡らしていきます。
雨と言えば、わが家的には自転車の大敵。
いきなりテンションは急降下しまして、 丁度道も分かれ道でわかりにくくなったところですし、 江戸サイから撤収することにしました。
ちくしょー。次こそは江戸サイから海まででてやるぞ! とリベンジを誓いつつ、江戸サイからリタイアです。 
さて、適当なところで挫折したのはいいですが、ここがどこだかまったくわかりません。
もともと江戸サイを海を目指して走るという無謀なことには、反対だった相方。
この時点で思考停止。考える気もないようです。
「こうなったら私について来い!」
と言ったのは、わたくしですが、その台詞に特に根拠なんかはなく、 ここはどこかもわからない始末。
これはヤバイ。
なにせ江戸サイも結構走っちゃったしなぁ。
と内心思ったのですが、「江戸サイを海まで行こう」と提案した手前、 もはやどうにかするのは、わたくしの役目のようになっていました。相方は思考停止中だし。
そぼ降る雨の中、「なんとなくこっちのような気がする。」 という頼りないことこの上ない帰巣本能を頼りに、 とにかく知った風にして、その実、適当に走りました。
私に帰巣本能なるものが備わっていたのかどうかはわかりませんが、 そうして走っているうちに、大きな幹線道路らしき道にぶつかりました。
“京葉道路”
手持ちの地図を見ると、この京葉道路をまっすぐ行けば、 比較的楽に家方面に着くことが判明しました。
やったー!(泣)
家に帰れると知り、フリーズしていた相方もすっかり解凍されました。
「よかった〜。江戸サイをあれだけ走ったから、 千葉まで来ちゃったと思ったよ。 千葉まで来たら、ちょっとやそっとじゃ帰れないと思った〜」
て、オイ。聞き捨てならんな。いや、確かに実際には千葉に入ってないけど。
千葉と東京って普通に隣合ってるやんけ。
どんだけ離れているって勘違いしてんだよ。これだから元神奈川県民は。 (--;)
そして本降りにはならないものに、それなりにシトシト降る雨の中、 ひたすら自転車を走らせ「亀戸」まで帰ってきました。
この辺で休憩もかねて、夕食を食べることにしました。その間雨が止んでるかもしれんし。
確か亀戸には“アリオ”とかいうヨーカ堂系のショッピングセンターがあったはず。
アリオは、過去一度行ったことがあるのですが、沖縄料理とかあったっけ。
「そこに行こう。」ということになりましたが、どうも道が思い出せません。
一度行ったはずなのに・・・どの辺だったかなぁ。
と、亀戸の街を「あっちだ、こっちだ」と探し回ったのですが、 どうしてもそれらしい建物は見つかりません。
大型のショッピングセンターなので、結構大きな建物だったはずだったんですが、 見つからないものは仕方ありません。
仕方なくあきらめようとした時、相方が、
「あれ?アリオって亀有じゃね?」
・・・ここは亀戸。
しまったーーーっ!
また混同しちゃってました。
以前、アリオ亀有に行った時にショッピングセンター内にある、 両さん人形と写真とったじゃん。そう言えば。
「両さん=亀有」でしょ。
このまま亀戸にいても、永遠にショッピングセンターは見つからないので、 隣の錦糸町の「オリナス」というショッピングセンターに移動することにしました。
この「オリナス」は何度か来た事があるんですが、 ここのいいところは、駐輪場が地下にあるので、自転車が濡れずに済むということです。

あまりに腹が減っていまして、この日はふらふらとイタリアンバイキングに 吸い込まれそうになったのですが、あまりの混雑ぶりに我にかえりまして、 あきらめて別の店に行くことにしました。
て、混んでいなかったら入るつもりだったんかい。
ダイエットはどうした?カロリー刑事はどこに行った?!
結局、卵料理「ホロン」という店に入りました。
私が「チキンプレートトマト煮込みセット」

相方が「シーズンプレートセット」

いいたかないけど、それなりに高カロリーそうです。 でもなかなか美味しかったです。
しかも“セット”というからには、こういうものも付いたいたりします。

ぶっちゃけ、匙をポーンと投げちゃいますが、ポタ時はダイエットは無理。
そして満腹になったところで、家路に着いたのですが、 結局、雨は大雨にはならなかったものの、降り止むことはなく・・・。
ブルックスのサドルはずっとお尻でガード(?)していたので無事だったんですが、 車体はしっかり濡れてしまいました。
今までかなり慎重に雨を避けていたので、こんなに濡れたのは初めてかも。
しかしこんだけ降るんだったら降水確率は10%などとケチなことは言わず、 もっと高くても良かったんじゃないか?
まあ、一応降水確率が0じゃないわけだから、文句は言えませんがっ。(泣)
・・・0%と10%の間には深くて暗い川がありました。
家に帰って、いつもより念入りに車体を拭き、 今回はチェーンとスプロケットを拭いたのですが、 思い立って、油も差してみました。
あれ?この油を差したのいつぶりだっけ??(゚∇゚ ;)
・・・正直、思い出せません。←駄目じゃん。 ランキング参加中です。できればポチッ★とクリックしてもらえると嬉しいです。
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